男性の実印の彫り方について
実印(印鑑登録できる印鑑)に彫る名前は、本人の氏名あるいは姓または名のいずれかでなければ登録できません。姓または名だけのものでも登録は可能です。
しかし原則としては、フルネームでの登録が良いといわれます。日本には同じ姓、名前の人が多く、姓や名のみでは区別しにくい、取り違えするかもしれない、といった事情があるからです。
また、開運印鑑としても姓名フルネームの縦書きが吉相とされます。
フルネームでの彫刻は社会的信頼の証となり、偽造の観点からもおすすめです。
画数が多い方、文字数が多い方でも安心してバランス良くお彫りさせて頂きます。当店では男性の印鑑は、気持ち太い目の字でお作り致しており、力強い印鑑となります。
フルネームの場合は姓名の総画から画数鑑定を行い、吉相にした実印を作ります。
→女性用は「女性の実印」をご覧ください。
実印のサイズはどのくらいですか?
実印は「印鑑の一辺の長さが8.0㎜~25.0㎜以内のものを実印として登録できる」と規定されております。
実印の大きさは、15mm~18mmがオススメですが、
当店では男性が持つ実印の理想的なサイズとして16.5mm以上をオススメしています。
16.5mm以上の印影は字と接点のバランスが良く、躍動感にあふれた印影となります。
●息子様でご兄弟でのご注文の場合、同じサイズでお作りするのをおすすめしております(当店では、16.5㎜の黒水牛が人気です)。
●父親の実印よりも同サイズ又は大きいサイズで作るのがおすすめです(親よりも飛躍を願い縁起が良いです)。また、今持っている実印を作り替える場合も、同サイズ又は大きいサイズで作るのがおすすめです(飛躍を願い縁起が良いです)。
●18㎜の印鑑は、会社経営や新規事業を始める方におすすめとなります。
実印はどんな書体で作りますか?
当店では実印には開運書体の印相体をおすすめさせて頂いております。
実印に適している書体である印相体は、篆書体をベースに印鑑に適した文字になるように整えられた書体で、吉相体とも呼ばれ、開運印鑑の書体として最もふさわしい書体であると考えます。
印相体とは
- 複雑で可読性の低いデザイン偽造されにくい
- 意匠を込めやすいデザイン偽造されにくい
- 枠との接点が多いデザイン枠の強度が高くなる
- 四方八方に伸びる末広がりのデザイン縁起がよい
印相体を手書きで
書いています
当店では、店主と現代の名工が手書きで印稿をつくっています。パソコンフォントとの違いをご覧ください。柔らかく、全体のバランスも良く文字が生きているようです。
印鑑は一生ものです。生まれた子供や成人を迎えた方、就職するご子息に。パソコン文字で彫られた印相体よりも、職人が筆で想いを込めて書いた文字でつくられてはいかがでしょうか。
印相体は実印向きの書体です
①複雑で可読性の低いデザイン=偽造されにくい
印相体は複雑で読みにくい文字、というイメージがある書体ですがその複雑さや読みにくさが強みとなっています。簡単に偽造されては困るような印鑑にはピッタリの偽造しにくい書体なのです。
また、職人の特徴が出やすい、意匠を込めやすい書体なので、より可読性が低くなったりと、良い意味でオリジナル性が出しやすい書体といえます。
②枠との接点が多いデザイン=枠の強度が強くなる
印鑑の枠に接している部分がほぼ全周にわたっているために、枠の強度が高く、印鑑を長期間使用しても印面の一部が欠けるといったトラブルが起こりにくいです。
八方位(成功運・愛情運・社交運・蓄財運・住居運・家族運・希望運・才能運)から最良と思われる運気を選び、運気の方位を特に太く字入れします。
③四方八方に伸びる末広がりのデザイン
八方篆書体とも呼ばれるほどに文字の線が四方八方に広がり、文字と印鑑の枠が接する部分が多いのが特徴です。末広がりとなる部分が多いために、縁起が良い書体として大切な場面で使う事が多い実印にふさわしい書体として、おすすめします。枠いっぱいに彫るので存在感のある印鑑となり、画数鑑定で接点を調整し、唯一無二の印面になります。
実印をつくるときにおすすめの印材は?
印鑑の印材って、何を選べばいいのか分からない、という方が多いのではないでしょうか。
当店では「九星気学」という占術で「生まれ年」から適材印材をお選び頂いております。
九星気学では、柘植・黒水牛・白水牛(色付き・純白)からお選びいただきます。
当店では、男性は黒水牛が力強い色合いで人気です。(汚れが目立ちにくく、耐久性があり、一生使えます)
水牛(黒・白)は、長く使用できるのでおすすめです。
柘植(ツゲ)は自然由来の材料や持った感じが優しいとの事でお選びされる方が多いです。
手に取ってご本人さまが本当に欲しいと思う材料が一番良いと思いますので、適合印材でない柘植でお彫りしても大丈夫です。
加工技術の進歩により屋久杉もございます。屋久杉は、厄除け、長寿といった神木を使用した材料となります。
実印は一生ものなので、自分が良いと感じた印材をお選びするのが一番と考えております。
実印ってどんなときに必要?
実印は、私たちが社会生活を送る上で、非常に重要な役割を果たす印鑑です。
身近な例から言えば、車の売買や譲渡を行う際に、名義変更の手続きで実印が必要になります。家や土地の売買契約など、高額な資産に関わる取引では、必ず実印が必要になります。
銀行口座の開設、ローン契約、住宅ローンの借入など、金融機関で行う重要な手続きには、実印と印鑑証明書が必要なケースが多いです。
遺産分割協議書の作成や、遺産の名義変更など、遺産相続の手続きにも実印が必要になります。
高額な契約や、一生に関わるような契約(例:生命保険契約)を結ぶ際には、実印が求められることがあります。
シーン別、書類別に実印が「必要な時」についてまとめました。参考にしてください。
実印が必要な時(シーン別)
実印自動車の購入
実印不動産・家の売買
認印連帯保証人(認印でも可)
認印保険の加入(認印でも可)
実印保険金の受取
実印銀行の融資を受ける
認印遺言書の署名(認印でも可)
実印遺産相続(複数人の場合)
実印姓・名が変わったとき
実印転入・転出・転居(同市区町村の場合不要)
実印フリーランス・個人事業開業
実印起業
実印役員就任
実印法人が融資を受ける際(代表者の実印)
実印が必要な時(書類別)
実印ローン申込書
実印重要事項説明書
認印売買契約書(認印でも可)
実印登記申請書
実印遺産分割協議書
実印離婚協議書
実印譲渡証明書
認印遺言書(認印でも可)
認印示談書(認印でも可)
認印契約書(認印でも可)
認印念書(認印でも可)
認印借用書(認印でも可)
男性実印はどんな運気がよいですか?
運気とは、方位学でどの方位を印鑑に取り入れるかで、方位の意味を運気として取り入れてお彫りしております。
円は宇宙、地球を表し、円を45度ずつ八方位に分け、方位によって運勢の性質をあらわします。 八方位の円の左半分が社会的運勢を、右半分が自己の運勢を意味します。
お選び頂ける運気は下の8つです。
◎家や土地を購入(家族円満を願い家族運や住居運がおすすめ)
◎遺産相続(相続や引継ぎなどの意味がある家族運がおすすめ)
◎起業する時(発展や商売繁盛を願い才能運・希望運がおすすめ)
◎結婚祝い(家族円満を願い家族運・健康を願い蓄財運がおすすめ)
◎成人祝い(繁栄を願い成功運・仕事運を願い才能運がおすすめ)
◎就職祝い(仕事運を願い才能運・人間関係を表す社交運がおすすめ)
実印の決まり事について
実印には決まり事があり、どんな印鑑でも実印として登録できるというわけではありません。
住民基本台帳に登録されている市区町村に印鑑を届け出ることで、実印と認められます。
名前だけの実印は登録できる?
名前だけの実印でも、ほとんどの市町村で印鑑登録は可能のようです。しかし、印鑑登録証明には法律がなく、各市町村が条例で決まりを定めているので、住所地の市町村の判断になります。念のため、お住まいの市町村にお問い合わせをおすすめします。
だれでも登録できる?
登録できるのは、当該市区町村の住民基本台帳に記録されている人です。しかし、15歳未満の未成年者や成年被後見人は印鑑登録が出来ません。
一人何個まで登録できる?
一人一個です。
どんな印鑑でもいいの?
各市町村で定める印鑑条例により異なりますが、次のような印鑑は一般的に登録ができません。
1.住民基本台帳に記録されている氏名、氏、名または氏名の一部を組み合わせたもので表していないもの。
2.ゴム印などの変形しやすいもの
3.職業、資格、その他氏名以外の事項を表しているもの
4.一辺の長さ8ミリの正方形に収まるもの、または一辺の長さが25ミリの正方形に収まらないもの(*印影の大きさ制限は市区町村により異なります)
5.印影を鮮明に表しにくいもの
6.印鑑の輪郭が1/3以上欠けているもの
7.氏名の彫刻部分に欠損のあるもの
8.白文印鑑(芋判のように字の部分が白ヌキになっているもの)
9.他の者が既に登録している印鑑(家族のものであっても、既に一度登録したものは登録できません)または、他の者が既に登録しているものにその印影が著しく似ているもの
10.その市区町村長が、登録が不適当であると指定したもの
不適当の例として、ニックネームのみの印鑑は登録を拒否されることがあります。例えば、「木村 花」という女性が「花子」という印鑑を使用したような場合です。また、文房具店で売っているような大量生産の印鑑(三文判)も登録できません(*市区町村によっては受理される場合もありますが、引っ越し先では登録できない、という事が起こりえるので注意が必要です)。
実印を作る際の費用はどれくらいかかりますか
実印を作る際の費用は、素材や作成方法によって大きく異なりますが、一般的な相場は以下のようになっていま
す。
低価格帯:1,000円~5,000円程度
機械彫りの印鑑で、比較的安価な素材(プラスチックや木材など)を使用した場合の価格帯です。
中価格帯:5,000円~10,000円程度
一般的な実印の価格帯で、耐久性のある素材(黒水牛など)を使用した機械彫りの印鑑が多くこの範囲に含まれます。
高価格帯:10,000円~50,000円以上
高級素材(象牙や希少な木材など)を使用したり、手仕上げや手彫りで作成したりする場合はこの価格帯になります。
なお、100,000円を超える高級な実印も存在します。
実印の価格に影響を与える主な要因は以下の通りです。
・作成方法(手彫りか手仕上げか機械彫りか)
・使用する素材(水牛、象牙など)
・印鑑のサイズ
・作成にかかる時間
予算や用途に応じて、適切な実印を選ぶことが重要です。また、実印は一生使用するものなので、品質と耐久性を考慮して選ぶことをおすすめします。
男性が実印を作る際の流れ
1
印鑑の種類と用途を確認
実印:重要な契約や不動産取引などで使用される公的な印鑑。
銀行印:銀行口座の開設や金融取引に使用。
認印:日常的な書類や郵便物の受け取りに使用。
2
名前の彫り方を決定
ほとんどの方が姓名フルネーム、縦書きで作成します。
3
サイズの選定
男性の実印は一般的に15.0mmから18.0mmのサイズが推奨されています。開運吉相印鑑としては、16.5mmをおすすめしています。女性の実印(15mm/13.5mm)よりも大きいサイズを推奨します。事業をされている方、起業予定の方は18mmがおすすめです。
4
書体の選択
印相体(吉相体):文字の線が四方八方に広がり、末広がりとなる部分が多いために開運効果があるとされ、特に人気があります。複雑で可読性が低いため、偽造されにくいです。また、意匠を込めやすいデザインのためオリジナル性が出しやすい書体でもあります。
5
素材の選定
柘植(つげ):淡い黄色から黄褐色の色合い。非常に硬く耐久性に優れる。
黒水牛:黒褐色から濃い黒色の深みのある色合い。非常に硬く耐久性に優れる。
白水牛:飴色で美しく、粘り強い性質。黒水牛同様硬く耐久性がある。
象牙:クリーム色の美しい色合。非常に高級な印材で、最も美しい印影を残すとされている。
非常に耐久性が高く、長期間使用できる。
6
手書き、手彫り技術の選定
PCフォントか手書き印稿か:優れた手書きによる印稿は、柔らかく、バランスの良い文字を生み出します。手書き書体は美しく偽造されにくいため実印向きです。
機械彫りか手仕上げ(手彫り)か:精密な彫刻技術によって文字を深く彫り込むことで、長期使用に耐える耐久性を確保。また、オリジナル性の高い偽造されにくい意匠となります。
7
注文と作成
信頼できる印鑑店やオンラインショップで注文します。
作成には通常1週間から2週間程度かかります。
8
印鑑登録
作成した実印を持って、住民票のある市区町村役所で印鑑登録を行います。
本人確認書類(運転免許証など)が必要です。
9
印鑑登録証明書の取得
登録が完了すると、印鑑登録証明書を発行できるようになります。これは重要な契約を結ぶ際に必要となります。
10
保管方法
実印は重要な場面で使用するため、専用のケースに入れて安全な場所に保管します。
これらのステップを踏むことで、男性が実印を作成し、適切に使用することができます。実印は一生使用する可能性があるため、慎重に選び、しっかりと管理することが重要です。
男性の実印作成まとめ
・実印の彫り方はフルネームの縦書き
・書体は縁起の良い印相体
・おすすめサイズは16.5mm
・印材はお好みで。人気は黒水牛
・作るタイミングは結婚のとき、成人・社会人になるときがおすすめ
・運気はお好みで。作るタイミングによって運気を選ぶのもおすすめ
実印と銀行印の違い
実印と銀行印は、どちらも大切なシーンで使用する印鑑ですが、その役割や法的効力、登録の有無などが異なります。
実印
登録が必要:住んでいる市区町村役所に印鑑登録をする必要があります。
法的効力:不動産売買契約、ローン契約など、重要な契約で本人であることを証明するために使用されます。
彫刻名:本人の氏名あるいは姓または名のいずれかでなければ登録できません。姓または名だけのものでも登録は可能です。
厳格な管理:紛失や盗難に注意し、大切に保管する必要があります。
サイズ:一般的に15mm以上が一般的で、16.5mmや18mmの大きめのサイズが選ばれます。
銀行印
登録不要:役所への登録は必要ありません。
用途:銀行口座の開設や窓口での取引など、金融機関での手続きに使用されます。
彫刻名:金融機関の口座を作るための銀行印は、【名前のみ】【姓のみ】【フルネーム】で金融機関に登録することができます。
実印との兼用:実印と兼用することも可能ですが、セキュリティ上の観点から、別々の印鑑を用意することをおすすめします。
サイズ:実印よりもやや小さめの12mm~15mmが一般的です。
実印と銀行印の違いをまとめた表
区分 | 実印 | 銀行印 |
登録 | 必要 | 不要 |
法的効力 | 高い | 比較的低い |
使用用途 | 重要な契約 | 金融機関での手続き |
サイズ | 15mm以上 | 12mm~15mm |
管理の厳しさ | 厳重 | 比較的緩い |
実印と銀行印を別々にする理由
セキュリティ:実印と銀行印を別々にすることで、万が一どちらかの印鑑が盗まれても、すべての財産が危険にさらされるリスクを減らすことができます。
紛失時の手続き:実印を紛失した場合、再発行の手続きが比較的煩雑です。銀行印であれば、再発行の手続きが比較的簡単です。
実印と銀行印は、それぞれ役割が異なるため、別々の印鑑を用意することをおすすめします。特に、実印は一生ものの大切な印鑑ですので、慎重に選び、大切に保管しましょう。
実印と認印の違い
実印と認印は、どちらも日常使用する印鑑ですが、その役割や法的効力に大きな違いがあります。
実印
登録が必要:住んでいる市区町村役所に印鑑登録をする必要があります。
法的効力:不動産売買契約、ローン契約など、重要な契約で本人であることを証明するために使用されます。
彫刻名:本人の氏名あるいは姓または名のいずれかでなければ登録できません。姓または名だけのものでも登録は可能です。
厳格な管理:紛失や盗難に注意し、大切に保管する必要があります。
サイズ:一般的に15mm以上が一般的で、16.5mmや18mmの大きめのサイズが選ばれます。
認印
登録不要:役所への登録は必要ありません。
用途:日常的な書類の承認や確認など、比較的軽い手続きに使用されます。
彫刻名:認印は登録の必要がないため規定はありません。【フルネーム】【姓のみ】【名前のみ】どれで作ってもOKですが、姓のみの彫刻が一般的です。
手軽さ:実印に比べて気軽に作ることができ、紛失しても手続きが簡単です。
サイズ:一般的に10.5mm~12mmの間で持ちやすい・押しやすいサイズが選ばれます。
実印と認印の違いをまとめた表
区分 | 実印 | 認印 |
登録 | 必要 | 不要 |
法的効力 | 高い | 低い |
使用用途 | 重要な契約 | 日常的な手続き |
サイズ | 15mm以上 | 10.5mm~12mm |
管理の厳しさ | 厳重 | 比較的緩い |
どちらを使うべきか
重要な契約: 不動産売買契約、ローン契約など、重要な契約には必ず実印を使用します。
日常的な手続き: 会社の書類の承認や、荷物の受け取りなど、日常的な手続きには認印を使用します。
実印は、法律的な効力が高く、一生ものの大切な印鑑です。一方、認印は、日常的に使用する印鑑で、実印に比べて気軽に作ることができます。それぞれの用途に合わせて使い分けることが大切です。
実印の耐久性について
実印の耐久性は、印材の種類や使用頻度、保管状態などによって大きく異なります。一般的に、以下のような特徴があります。
印材ごとの耐久性
柘(つげ): 木材の一種で、比較的安価でありながら、耐久性も一定程度あります。ただし、乾燥や湿気に弱く、長期間の使用や保管によってはひび割れが生じる可能性があります。
屋久杉:他の杉よりも樹脂を多く含んでおり、この樹脂が木材を腐りにくくし、耐久性を高めています。年輪が細かく、木目が緻密であるため、硬く、変形しにくいという特徴があります。
黒水牛:水牛の角を加工したもので、耐久性が高く、美しい光沢が特徴です。変形しにくく、長期間の使用に耐えられます。
象牙:非常に硬く、耐久性が高い素材です。しかし、ワシントン条約により取引が制限されており、入手が困難で高価です。
天然石:水晶、アメジスト、ローズクォーツなど、様々な種類の天然石が印材として用いられます。それぞれの石の硬度や特性によって、耐久性が異なります。一般的に、硬度の高い石ほど耐久性が高い傾向にありますが、衝撃によって割れる可能性があります。
チタン:金属製で、非常に硬く耐久性が高いです。耐腐食性にも優れており、長期間使用しても変形や劣化の心配が少ないです。
耐久性を左右する要素
使用頻度:頻繁に使用するほど、印材の摩耗が早く、耐久性が低下する可能性があります。
保管状態:直射日光や高温多湿を避け、乾燥した場所で保管することが重要です。
捺印時の力加減:強すぎる力で捺印すると、印材に負担がかかり、寿命が短くなる可能性があります。
印鑑ケース:印鑑ケースは、印材を保護する役割を果たします。適切なケースを選ぶことで、耐久性を高めることができます。
実印の耐久性を高めるために
耐久性の高い素材を選ぶ:白水牛や黒水牛など、耐久性が高い素材を選ぶことで、印鑑の寿命を延ばすことができます。
適切な保管方法を守る:直射日光や高温多湿を避け、乾燥した場所で保管しましょう。
定期的な点検:定期的に印鑑の状態を確認し、異常が見られた場合は、早めに専門家に相談しましょう。
丁寧な扱い:印鑑を落とすなど、強い衝撃を与えないように注意しましょう。
実印の耐久性は、印材の種類や使用環境によって大きく異なります。一生ものの大切な印鑑ですから、耐久性が高い素材を選び、適切な保管方法を守ることで、長く大切に使っていきましょう。
実印は英語でも作れますか?
実印を英語(アルファベット)で作成することは可能ですが、いくつかの注意点があります。
登録可能性:アルファベットでの実印登録が可能かどうかは、自治体によって様々なので事前に各自治体の規定を確認する必要があります。住民票に記載のある名前であれば登録は可能です。(カタカナで作成する場合はカタカナ表記を事前に登録しておきましょう。中国の簡体字の場合も日本で使用できる文字をあらかじめ登録しておく必要があります)
名前の表記:パスポートや在留カードに記載されている正式な英語表記(アルファベット)を使用することが一般的です。
登録可能な表記: 氏名、通称、カタカナのフルネーム、姓のみ、名のみなどが一般的に登録可能です。ミドルネームを含める場合は特定の組み合わせに限られます。
レイアウト:縦書きが一般的な日本語の印鑑と異なり、英語の場合は横書きになります。カタカナで表記する場合も、横書きの読む向きに注意が必要です。
サイズ制限:通常の実印と同様、8mm〜25mmの正方形に収まる必要があります。
文字数:英語表記の場合、文字数が多くなる傾向があるため、適切なサイズ選びが重要です。
読みやすさ:小さな文字で刻印されるため、読みやすいフォントを選ぶことが大切です。
作成場所:英語での実印作成に対応している印鑑店を探す必要があります。
実印は重要な法的文書に使用されるため、作成前に必ず自治体の規定を確認し、適切な方法で作成することが重要です。
英語で実印を作る際の印鑑登録の条件は
英語で実印を作る際の印鑑登録の主な条件は以下の通りです。
登録資格:市区町村に住民登録をしている15歳以上の方。在留カードまたは特別永住者証明書を持っていること。
登録可能な表記:在留カードや特別永住者証明書に記載されている「英語」または「漢字」の氏名。住民票の「通称」欄に記載されているもの。
印鑑のサイズ:一辺の長さが8mm以上25mm以内の正方形に収まる大きさであること。
登録可能な表記:氏名・通称・カタカナのフルネーム・カタカナの姓のみ・カタカナの名のみ
ミドルネームがある場合:
・姓とミドルネーム
・名とミドルネーム
・姓名どちらかと、名やミドルネームのイニシャル
登録できない印鑑:
・変形しやすい素材のもの
・シャチハタなどのスタンプ印
・印影が不鮮明または判読できないもの
注意点:
・自治体によって英語表記やイニシャルの使用を認めていない場合があるため、事前確認が必要。
・同一世帯内で同じ印鑑は登録できない。
・1人1つまでしか登録できない。
これらの条件を満たす必要がありますが、具体的な規定は自治体によって異なる場合があるため、必ず事前に居住地の市区町村役所で確認することが重要です。
英語で実印を作る際の名前の表記方法
英語で実印を作る際の名前の表記方法には、以下のような選択肢があります。
フルネーム:住民票やパスポートに記載されている正式な英語表記を使用します。
姓のみ:苗字だけを使用する場合もあります。
名のみ:ファーストネームのみの使用も可能です。
カタカナ表記:英語名のカタカナ表記も選択肢の一つです。ただし、外国人登録の際にカタカナ名も併記して登録していることが必要です。
ミドルネームを含む組み合わせ:
・姓とミドルネーム
・名とミドルネーム
・姓名どちらかと、名やミドルネームのイニシャル
通称名:住民票に記載がある場合、通称名も使用可能です。
注意点:
・住民票に記載された文字で作られた印鑑のみが実印として登録可能です。
・アルファベット表記の名前の場合、住民票の備考欄にカタカナ表記を加えるか、市区町村役所で通称名登録を行う必要があります。
・ミドルネームのみ、またはミドルネームと氏名の一部だけでは登録できません。
・印鑑のサイズは、一辺の長さが8mm以上25mm以内の正方形に収まる必要があります。
実印を作成する前に、必ず居住地の市区町村役所で具体的な規定を確認することをお勧めします。
英語で実印を作る際に認められている記号
ピリオド (.):主にイニシャルを表す際に使用されます。 例: J.M. Smith
ハイフン (-):複合姓などで使用されます。 例: Mary Smith-Jones
アポストロフィ (‘):アイルランド系の名前などで使用されます。 例: O’Brien
スペース ( ):名前の区切りに使用されます。 例: John Michael Smith
ナカグロ (・):主に会社名などで使用が認められています。 例: TOP・STAR
ただし、以下の点に注意が必要です:
・星印(★)などの装飾的な記号は一般的に認められていません。
・自治体によって認められる記号が異なる場合があるため、事前に確認が必要です。
・記号の使用は必要最小限にとどめ、読みやすさと明瞭さを優先することが重要です。
男性の印鑑についてよくあるご質問をまとめました。
Q.既製品(三文判)で実印を作れますか?
三文判のような既製品で実印登録をすることは可能です。
しかし、印影が全く同一という印鑑も存在するので、偽造されるリスクがあります。安全面を考慮すると唯一無二である手書き文字の印鑑をおすすめいたします。
Q.適合印材ではない柘植の印鑑で彫っても大丈夫?
適合印材以外から選んでも悪い事ではございません。手に取ってご本人様が本当に欲しいと思う材料が一番良いかと思いますので、適合印材でない柘植でお彫りしても大丈夫です。
Q.運気をお任せにするとどうなりますか?
運気をおまかせで購入された場合は、姓名を鑑定して伸ばすべき運気を決めています。
電話でお問合せの方は、電話でヒアリングをさせて頂き、想いやお仕事などをお聞きした後、運気をご連絡致します。
Q.購入する日・実印登録する日はいつが良いですか?
大安・友引でご購入される方が多いです。
年に数回ある大安・友引に天赦日・一粒万倍日が重なる日は、最高に良い日柄となります。
Q.銀行印との兼用はあり?
実印は、「印鑑登録証明書」と一緒に提出して、個人の証明となります。
銀行印は金融機関に登録する印鑑です。兼用するのではなく、防犯上、実印・銀行印別々にお持ちすることをおすすめします。
苗字だけで実印は作れますか?
はい、苗字だけで実印を作成することは可能です。
実印に刻む名前は、戸籍上の名前であれば、苗字のみ、名前のみ、フルネームのどれでも構いません。
苗字のみで実印を作るメリット・デメリット
メリット
シンプルで覚えやすい:フルネームよりもシンプルなので、印鑑を押す際に間違いにくいです。
デメリット
個人特定が難しい場合がある:特に同姓同名が多い場合、苗字のみでは本人確認が難しいケースも考えられます。
紛失時のリスク:苗字のみの実印は、より多くの人が持っている可能性があるため、紛失した場合に悪用されるリスクが若干高まるかもしれません。
一般的な傾向
男性:フルネームでの作成が圧倒的に多い(約95%)
女性:名前のみが多いがフルネームの場合もある
結論として、苗字だけで実印を作ることは可能ですが、セキュリティや印象の観点からフルネームが推奨されることが多いです。最終的には個人の状況や好みに応じて選択することが大切です。
実印の文字数について
実印の文字数に特に決まりはありません。3文字でも5文字でも、ご自身の氏名であれば問題なく登録できます。ただし、印鑑登録する際に、登録できる文字数に制限がある自治体もあります。
また、文字数が増えると、それに応じて押したときの印影の見やすさを考慮して印鑑のサイズを少し大きくする必要がある場合があります。長い姓名をお持ちの方でサイズを小さめに作りたいという方はまずはご相談ください。
結論として、実印の文字数は、3文字でも5文字でも全く問題ありません。ご自身の好みや、印鑑のデザイン、読みやすさなどを考慮して決めるようにしましょう。
実印を複数作ってはいけないのですか?
実印を複数作ってはいけないという法律はありません。しかし、複数の実印を持つことには、いくつかのリスクやデメリットがあります。
複数の実印を持つことのリスクとデメリット
管理の煩雑さ:複数の印鑑を管理するのは手間がかかり、紛失のリスクも高まります。
偽造のリスク:複数の印鑑が存在することで、偽造される可能性も高まります。
トラブルの原因:どの印鑑が本物か分からなくなり、トラブルに発展する可能性があります。
契約の有効性:複数の印鑑で契約を行うと、契約の有効性が争われる可能性があります。
なぜ一つに絞るべきか
セキュリティ:一つの実印を大切に管理することで、偽造のリスクを最小限に抑えることができます。
トラブル防止:どの印鑑が本物かという混乱を防ぎ、トラブルを未然に防ぐことができます。
手続きの簡素化:複数の印鑑を持つことで、手続きが複雑になるのを防ぐことができます。
実印を複数作ることは法律で禁止されていませんが、様々なリスクを伴います。一般的には、一つの実印を大切に管理することが推奨されます。
ただし、特別な事情がある場合は、専門家(弁護士など)に相談することをおすすめします。(例:会社用と個人用の実印を分ける必要がある場合など)
実印を紛失した場合、どうすればいいですか?
実印を紛失した場合の対処法は、以下の手順で行うのが一般的です。
1.落ち着いて状況を把握する
紛失した場所や時期をできるだけ具体的に思い出しましょう。
警察に届け出るかどうかを検討します。盗難の可能性がある場合は、警察に届け出ることが重要です。
2. 印鑑登録をした役所に連絡する
紛失したことを役所に連絡し、印鑑登録の失効手続きを行います。
必要な書類や手続きについては、役所に直接お問い合わせください。
3. 新しい実印を作成する
印鑑登録の失効手続きが完了したら、新しい実印を作成します。
印判店などで、材質や書体などを選び、作成を依頼します。以前作成した印鑑と似通ったものは避けるようにしましょう。(機械彫りはどれも似たものになるので、できれば手仕上げか手彫りがおすすめ)
4. 新しい実印の登録を行う
作成した新しい実印を持って、役所に登録に行きましょう。
必要な書類は、役所に問い合わせて確認してください。
5.紛失した実印で作成した契約書は新しい実印に変更しましょう
契約先に連絡を取って登録した実印を更新するようにしましょう。(実印でないといけない書類は出来るだけ変更するようにしましょう)銀行印と併用している場合は、すぐに銀行に連絡して口座を凍結し、銀行印を変更しましょう。